- 文化庁芸術収益力強化事業
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「文化芸術収益力強化事業」コンテンツ
- 本事業は文化庁の助成を受け、デジタルコンテンツを活用した絶滅種「ミナミトミヨ」の3次元データ作成と高精細画像による復元とWEB配信および博物館プロフィールムービーの制作を実施しました。
ミナミトミヨ3D モデル作成
- 100年前に絶滅したといわれている絶滅種「ミナミトミヨ」に焦点を当て、これまでのホルマリン浸漬の標本展示から、 CT スキャンや高精細カメラ撮影によるフォトグラメトリによる 3D モデルの作成を行いました。作成には、兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員 三橋弘宗氏、フォトグラメトリの専門家である九州大学 持続可能な社会のための決断科学センター、九州オープンユニバーシティ所属の鹿野 雄一氏にご指導を賜りました。また、高精細カメラの撮影には、ノウハウを持っている NPO 法人フィールドの堀内氏にご協力を賜わりました。
- 標本を撮影用にホルマリン液から水に置換
- CT スキャンによって骨まで撮影
- 撮影 を終え、処理した画像
作業の様子(高精細画像撮影)
- ミラーレスのSONY のカメラによる高精細画像の撮影(他の魚類および昆虫類も同様)
- 通常の標本を汎用的なカメラで撮影した画像であれば、細部まではわかりません。
一方で高精細画像であれば、ひれやとげまでの観察が可能となります。
完成したミナミトミヨ3Dモデルとその活用
- 色が落ちていて全体が白化している(長期間のホルマリン浸漬が原因)ため、パソコンがうまく計算できなかったのが原因と考えられます。
古い標本は、CTだけではなくフォトグラメトリも難しいことが判明しました。
一方で右側面の色が残っている方(現在表示している画像)はやや凸凹がうまく表現できています。
- ミナミトミヨの3D モデルを用いた丹波市立東小学校 3 年生児童への出前授業の様子。デジタルコンテンツ化が可能となり、博物館のアウトリーチ素材としても活用が可能となります。
- ミナミトミヨ3D化による展示物(模型)の製作(2体を製作し、博物館に展示、ハンズオン展示として活用しています)
右写真はグッズ化したものです。
氷上回廊水分れフィールドミュージアム紹介ムービー
本事業は令和2 年度 文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」によって実施されました。
実施:丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム
実施:丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム